ツツイシカ [過去の飼育種]
ディディは多数居るという理由があるけど、カブトマットで飼育だ。
・・・でもディディとカブトマットの相性は良くない。
家では代々カブトマットで飼育しているからか、幼虫が落ちることはほとんど無い。
・・・でも大きくならないのである。
ツツイシカはどうしよう・・・
カワラ菌床で飼育するか・・・
6月羽化だけど、まだ体長は測っていない。
でも、アゴはスペキオススのあの感じで、スラ~っと伸びている。
・・・いいんじゃないかい。
色もツツイシカらしく、黄色っぽい色が出ているし、アゴの張り出しも良い。
・・・それらしいシカになっている。
フッと思いついて、比較してみた。
どちらかがツツイシカ、どちらかがディディエールシカだ。
・・・判るかな?
答え
左側がツツイシカ、右側がディディエールシカだ。
ストロボ光を焚いたけど、♀は真っ黒のようで区別はつかないけどね・・・
見る人が見れば判るのかな?
まぁ、ディディ君もツツイ君も累代は大丈夫なようだ。
昨年の10月17日に割り出したベトナムシカSSPだが、ボチボチ♀は蛹になってきたみたいだ。
それにベトナムシカSSPの呼称も改めだしたようだ。
クレナトゥスシカもしくはツツイシカ・・・な~んだ、まだ決まってないのね。
ベトナムのどの地域から線引きされるのか、決まっていないという。
・・・まぁ、虫のことだから、その辺はいい加減なのかも。
こっちは生き虫屋で、標本には全く興味が無い。
単純に虫が羽化すりゃホイホイ喜んでいるだけだから、呼称なんてどうでも良いけど。
もう割り出しから6ヶ月も経ったんやね。
たいして大きくない幼虫だけど、♂みたい。
体は白いから、まだ成長の可能性はあるのか。
こっちは明確に♀だ。(見りゃわかるか)
羽化しても30mmちょっとかな。
この種も♂と♀の大きさが違うようで、羽化ズレ決定だ。
でもシカ種は一般に寿命が長いから問題無いかな。
ベトナムシカSSPペアを今夏の8月7日に産卵セットしていた。
産卵セットしてから2ヶ月強、プラケ底面には幼虫がウニウニ見えている。
・・・ボチボチ割り出しても良いな。
♂は今年、4月に羽化していた。
♀も今年2月に羽化だ。
産卵セットまでに、♂は4ヶ月・♀は6ヶ月経っている。
産卵セットから1ヶ月で♀が★に、♂は2ヵ月後に★になった。
そうすると♂は羽化後6ヶ月・♀は7ヶ月の寿命だったことになる。
・・・少し短いような・・・
今夏8月7日に産卵セットしている。
この産卵木から割ってみよう。
二令幼虫が見つかる。
更に見つかる・・・何頭産んでいるのか。
・・・16初二令幼虫・・・う~ん、コメントし辛い数やな。
自分で飼育するには少し多い、けど販売するには少し少ない。
爆産じゃない、けど累代には問題ない数だ。
まあ、こんな物かな・・・?
80さんから昨年の11月に幼虫で頂いたベトナムシカSSPのペア。
♀は今年2月に羽化している。
数日前に♂が蛹化したことは判っていたが、ボチボチ写真に撮っても良いだろう。
ちなみに、同時に貰ったベロッティシカは♂も♀も3令幼虫を続行中だ。
こちらの羽化はまだまだ先になるだろう。
アゴはまだ透明で、蛹化から日が浅いことを示している。
大きさはせいぜい50mm程度かな、あまり大きくない。
でも完品羽化が目標だ。
大きさは、次世代で狙えば良いし。
この♂もノンビリ幼虫を続けていたのだが、♂♀の羽化ズレが大きすぎると困ると思って家の中で最も気温が高い場所に置いていた。
その効果が出て、ようやく蛹化だ。
ただこのまま高気温の場所に羽化まで置いておくと、羽化不全しやすく感じたので、蛹化後は低温の場所に置いている。
頼むよ、完品羽化。
今年の2月に羽化している♀。
体長29mmと少し小振りだけど、大きさは次世代ね。
無事に羽化したとしても、シカは成熟までに大分寝るからペアリングは今秋~冬になるんじゃないかな。
まあ、中には羽化後さっさと成熟するものも居るから、判らないけど。
ラティコリスマルバネ [過去の飼育種]
インドネシア スマトラ島 ベンクール産という、ラティコリスマルバネと言われているものである。
業者のアリストさんから出品されているクワガタ虫なのだが、これは私がマルバネに興味をもったから落札した虫なのだ。
でも・・・地味なんだな~・・・“よいこ”の有野君みたいなものかな。
この個体は♂であるらしい・・・
大きさは、33mm・・・20mm台半ば~38mm程度、アゴは短歯のみ・・・
普通はこの角度で写真を撮ると、中々格好良く撮れるのだが・・・
短歯個体で小さいと迫力も無い、魅力も無い・・・
♀であるらしい・・・
体長は32mm・・・
一体♂とどこが違うのか・・・わしには判らん。
マルバネと言うからには赤枯れマットが必要なのかな?
WDだから1日様子を見たら、産卵セットしてみよう。
結果
2010年6月26日現在
ブリードは失敗しました。
全く幼虫が見えず、失敗したかなと思いながら暴きましたが、♂が生存していただけで♀は★になっていました。
マットにもあまり潜っていなかったようです。
赤枯れマット+カブト糞カスマットでブリードしましたが、産みませんでした。
マルバネ種ではあっても、ラティコリスには興味が湧きませんので、これでブリードは失敗という結果で終わりです。
リベンジの予定は全くありません。
教訓
興味も無いのにオクで落札してはいけない!
ペロッティシカクワガタ [過去の飼育種]
ベトナムシカSSPの方は、順調に生育し、子供を残して親虫は★になっている。
ペロッティの方は、中々羽化せず、やきもきしたが、その内に羽化した。
♀は昨年の6月に羽化。
体長は♀だから小さく、測っていない。
こちらは♀だし、大きな問題も無く完品羽化した。
しかし♂は順調では無かった。
昨夏の暑さが響いたのだろう、台湾ツノボソやアマミシカが大量に落ちた時期と同じ頃に真っ黒になって落ちてしまった。
・・・ホヨ~落ちちゃったか・・・
しかし私はあっさりと引き下がるほど、軟な人では無い。
ビッダで適当な♂を探しちゃうんだもんね。
累代は気にしない、どちみちCBになっちゃうから。
ただ♀が6月羽化だったら、4月ごろ羽化の♂が欲しかったのだが・・・
体長は64mmあり、見栄えは良い。
でも羽化月が昨年の10月だからな~。
でもこの画像を見ると、納得するしかないな。
それにシカやニセシカの系統は寿命が長いから、羽化ズレは問題にならないだろう。
♀は秋頃から後食を始めた、♂も昨年末から後食している。
今は2010年の1月中旬、交尾時期としても良いだろう。
これを機会に、ペロッティを見てみたけど♂のアゴはニセシカの形状をしている。
又全体的には、フタマタに似た外形をしていると思う。
やはりシカ・ニセシカ・フタマタは近似種なのだろう。
結果 ♀は暫く♂と同居したが、交尾は確認できなかった。
それでも3週間ほど経過していたから、♀が交尾済みだろうと産卵セットに入れた。 数日後には、プラケ底面のマットに産卵していた。
その後も、マットに多数産卵が確認された。
・・・有精卵であれば問題無しである。
2週間程すると次々に卵は、赤くなって萎んでいった。
・・・無性卵だったか・・・
この♀は追い掛けしても無性卵を産むだろう・・・ しかし、私はこんなことでは諦めないのだ。
・・・ポチッとな!
新しい♀がやって来た。
頼むよ~♀ちゃん!
どうも♂は上手くないようなので暫く同居させよう。
3週間後、もう良いだろうとプラケを覗いたところ、♀は首と胴体が2つになっていた。
・・・アガ~!
・・・
・・・私は折れた、もう飼育は止めよう・・・縁が無かったんだな、そう思った。
くそ~!
オーベルチュールシカクワガタ [過去の飼育種]
オーベルチュールシカクワガタだ。
オーベルチュールシカはこの種が初めて日本にやってきた年に、WDペアを購入し、ブリードしていた。
2004年頃なのかな、詳しくは忘れてしまったが、シカらしい普通のセットを組んで、5初二令幼虫を得た。
しかし残念なことに、醗酵マットに入れていたところ、3幼虫が★になり、2幼虫は羽化。
2頭は菌床飼育していたが、両方共に羽化不全であった。
ベトナム ハザン産だが、アンテやグランディスやミヤマが生息しているから、かなり高標高なのだろう。
日本だと最高22度~最低でも16度程度じゃないかな。
確か、菌床もオオヒラタケじゃ無く、カワラが良いと聞いたことがあった。
これから飼育するんじゃ、低温+カワラ菌床ということになるんじゃないかな。
でもオークションに出品される個体は、皆小さい。
60mmオーバー個体なんて見たことが無い。
・・・だったら作ってやろうじゃないか!
2008年8月1日羽化の♂。
体長は45mmだ。
データを見ると小さめな個体というだけで、何も残らない。
ただこの艶っぽい、綺麗なクワガタを大きくしてやりたいだけだ。
ニセシカ属では、中国大陸のニセシカ(脚が赤い)と台湾のザウテルを飼育したことがあったが、これほど飼育にクセは無く、何の問題も無く、オオヒラタケ菌床で57~8mm程度には出来たハズだ。
2008年8月上旬羽化の♀。
体長は29mmで小さい。
ニセシカ属の中でもオーベルチュールシカは、現地の材が違うのか大きくならない。
幼虫時に落ちる個体も多い。
この辺、私が再度トライしようとした訳でもある。
某社が輸入しているベトナム材も今では使える。
カワラ菌床も以前よりは、進化している。
孵化した幼虫が材の中で初令後期~2令前期になっていれば、・・・
ただエアコンの能力がネ~。
結果
ブリードに失敗しました。
体がエナメル質でピカピカしていて、2トンカラーという私が好きなタイプなのだが、あまり幼虫を産まない。
それに幼虫も弱い。
今回のブリードでは10頭ばかりの初令幼虫が得られた。
それでカワラ菌床に2令になってから投入したのだが、全て落ちてしまった。
何が悪かったのか・・・
低温飼育が必須なのは分かるが、・・・
VNマットとかVNカワラ菌床でないと駄目なのかも・・・
オクで他の方の出品成虫もチラホラ見かけるが、少ない。
それに累代品も見かけない。
・・・打つ手ないな~
少し時間を置いて、リベンジかな。
沖永良部ノコ [過去の飼育種]
確認していたところ、沖永良部ノコF3ペアですが、産卵したようです。
このペアは交尾が確認出来ず、仕方なく♂♀同居で産卵セットに入っていただいていました。
まあ国産ノコなんで交尾は上手だし、多分♀も産卵するだろうと思っていました。
でも確認出来ると流石に嬉しいですね。
パパになっているかもしれない?♂
右アゴ先が欠けている・・・それでもパパだもんね~・・・と言っているのか。
“わしが力を出せばこんなもんじゃな”と言っているかどうかはしらないが・・・
確かに卵はある・・・無性卵でなければ良いが・・・
このペアは福井の御大の処からやってきたのだが、無事に産卵・幼虫が取れたらミッション成功だ。
さて・・・どうなるかな?
ルニフェルホソアカ [過去の飼育種]
今朝、毎度の宅急便屋さんが持ってきてくれました。
ルニフェルホソアカ スマトラ島 ランポン産ということですが、多分ランプン産のことじゃないかな?
ルニフェルホソアカは、昨年も飼育していましたが、採集馬鹿が災いしてブリード時期を逸していたのです。
ですが、♂が1頭生存し、羽化・・・累代してくれということじゃなかろうか?
という訳でWD♀2頭を購入したんです。
1頭目の♀、エサ食いも良く、状態は良いようです。
2頭目の♀、少し元気が無いのか? 心配ですね。
累代中の♂。交尾できるのかどうか・・・微妙です・・・
このトリオで累代スタートといきたいですね。
結果 ブリードは簡単だったが、この種に合うエサ(マット)が見つからない。 羽化するものは、全てバルタン星人でつまらない。 ・・・で、適当に放っておいたら、・・・ 累代は断絶した・・・当然だろ! リベンジの予定は、全く無い。テナガコガネ [過去の飼育種]
以前、紹介したゲストロイテナガコガネが発見されたように、ソニーのデジカメのメモリーカードをいじっていたら台湾テナガコガネ♂とヤンソンテナガコガネ(ベトナム産)♂の画像が見つかりました。
台湾テナガ♂の画像です。
個体の後ろ画像を見ると羽化後、掘り出したばかりなのでしょう。
間違いなく、台湾テナガコガネの♂画像ですね。
やっと見つかったと言う感じです。
ヤンソンテナガコガネ(ベトナム産)♂の画像です。
台湾テナガと大きさの比較はそれぞれの寸法が不明なので出来ませんが、ヤンソンは大きく見えます。
他のC属と異なり、色彩が違うのでヤンソンの区別は容易です。
テナガコガネ・・・又飼育したいものです。
ゲストロイテナガコガネ [過去の飼育種]
以前使用していたソニーのデジカメのデータを整理していたら、懐かしい画像が出てきました。
多分、画像の主はゲストロイテナガコガネだと思いますが、今となっては確認できません。
画像を見ると♀ですね。
少し元気が無いようですが、多分羽化直後ではないかと考えられます。
ゲストロイは、販売や里子にした記憶が無いので、羽化ズレで★になったのかな?
今では懐かしい画像になってしまいました・・・
累代失敗 [過去の飼育種]
トラグルスノコですが、どうやら累代に失敗したようです。
産卵セットが10月中旬頃にセットしていましたので、プラケ底面に幼虫の姿が見えないのは失敗の証明だなと思っていました。
それで今日セットを暴きましたが、♀がばらばらになった姿で発見されセットのマットもさらさらとしたセット当時の感触でした。
プラケ底面に卵は見えていましたが、無性卵だったようです。
羽化してから長時間経過した♂と♀のペア組は、無理があったようです。
という訳でこのシリーズもそのうちに、過去の飼育種に入ります。
テナガコガネ [過去の飼育種]
テナガコガネは、2004年~2006年にかけて飼育していた。
一時は熱を上げて飼育していたのであるが、外来生物法の特定外来生物に認定されたため、飼育を断念した。
デュポンチャヌスの♂
ヤンソンテナガコガネの画像を探しましたが、見つかりませんでした。
2004年はヤンソン・台湾で累代を試みたが、遭えなく玉砕した。
卵は産むようだが、マットの中で孵化しないのである。
2005年はマットに工夫したセットを作り、再度チャレンジした。
ドウナガテナガやヒメテナガはカブトマットでも大丈夫なようだが、ヤンソン・台湾といったC属は添加発酵マットではダメなようだ。
都内のショップに勧められた無添加発酵マットだと少数(10~15幼虫程度)は取れる。
しかし、それ以上は取れない。
そこでテナガ飼育人たちは、クワガタの糞カスマットにはカビが生えないことに目をつけ、無添加発酵マット+糞カスマットでトライしようとしていた。
ところが、2005年の秋頃から囁かれていた、外来生物法が翌年2月に施行されることが決まり、テナガ飼育は断念された。
法律によるものなので、仕方ないが全く残念な事であった。