断絶してたんだな

ホンドヒラタの記事は２０１２年９月以来だ。
・・・
累代は・・・断絶してたんだね。

親♀WDは、２０１５年８月１０日某所で採集されたもの。
前脚の符節がきれているから、多分産卵済み個体なんじゃないかな。

だったら・・・高タンパクゼリーを食わせたら即産卵セットだ。

・・・２か月弱が経過・・・


マットの劣化が酷く、プラケ底面や側面からは幼虫が確認できない。
・・・


産卵木を除けたマットからは幼虫が見つかる。
・・・少し大きくなっている。

♀親は産卵セット後、直ぐに産んだんだろう。
・・・幼虫は２令になっているから。




産卵木からも幼虫が見つかるけど、どれも２令に育っている。
マットは湿り過ぎだけど、ヒラタだから良いかな。

♀親を探すと・・・


お亡くなりになってました。
♀の状態から★になって大分経っているんじゃないかと・・・
幼虫が２令になっていることからも頷ける話だ。

でも取れた幼虫は５頭のみ。
累代は大丈夫だろうけど、少ないなぁ。

高タンパクゼリーだけじゃタンパク不足だったんだな。
禁断の〇を使えば２０頭くらいは取れたかもしれん。
まっ、頑張って累代しよう。

ブリードの結果はどうだったか

ホンドヒラタの記事は昨年の７月以来で、１年ちょっと振りだ。
特にこのヒラタはノホイネン血統と言われているもので、私のオリジナルだ。

まぁこの種を一杯増やして、爆販し一儲けしようと言うわけだ。
だから今回の割り出しはちょっと期待している、それにプラケ側面や底面に幼虫が７～８頭見えているからね・・・


兵庫県某所産　ＷＦ１　体長６０ｍｍ　鞘羽が歪でちょっと変・・・所謂Ｂ品だ。

しかしこの♂、この角度から見ると、ハムナプトラに出てきて人肉を食う虫に似ている。
スカラベなんだろうけど、フンコロガシだから草食性だと思うんだけどね。
・・・人肉なんか食う訳無いはずなんだが・・・
ゴミ虫の中には肉食性の虫もいるから、判るんだが・・・


こっちの角度だと一般的な格好で、おかしな虫には見えないが・・・


割り出す前の産卵セット全景。
穴ぼこも空いていて、ちょっと期待できる。


産卵木を退けたら♀親が・・・
ゼリーを長期間切らしていた割りに元気な・・・？


見づらいけど、幼虫の頭だ・・・♀親の犠牲になってしまったのか。


産卵木は食痕だらけだったけど、幼虫は１頭しか見つからなかった。
セットしてから４ヶ月弱・・・
遅すぎたか・・・


割り出したら、２令幼虫２頭・３令幼虫２頭の４頭しか見つからない。
・・・♀親は符節切れも無く元気だ・・・

再セットやね。
あと２０頭は幼虫を取らないと・・・

♀も羽化

♂は５月に羽化していた。
♀は・・・遅れていたけど、６月に羽化。
・・・体が固まったみたいだから、見てみよう。


兵庫県〇〇産ＷＦ１　体長３５ｍｍ　２０１１年６月羽化　・・・勿論、ホンドヒラタだ。
ただ低温での菌床飼育の割りに大きくは無いなぁ・・・


・・・でもまぁ完品だから良いかな・・・
Ｆ２では、♀４０ｍｍ・♂なら７０ｍｍ・・・頑張らなくっちゃ。

一方、♂は・・・


２０１１年５月羽化　体長６０ｍｍ
２幼虫しか取れなかったけど、♂♀上手く分かれてくれた。


・・・？
垂れ下がっていた下羽が目立たなくなっている・・・擦り切れたのかな・・・？
体は固まったようだから、体長６０ｍｍはキープやね。

これでノホイネン血統が出揃った。
あとは累代出来るかどうかだけど、こればっかりはね。

♂羽化、でも・・・

数日前に羽化したのは、判っていた。
だから今朝、ムニスを見たときと同じで、ちょっと見てみた。
・・・　・・・　・・・ハァ


ホンドヒラタ　兵庫県〇〇産　ＷＦ１　体長６１ｍｍ　２０１１年５月羽化
・・・残念である・・・


２０１０年９月１３日割り出し　大分割り出し遅れの個体だったけど、２幼虫が取れた。

・・・その後、２幼虫は上手く♂と♀に分かれてくれた。
以来、世の中にオオクワガタが独自の（変なアホみたいな）ブランド名で売られていたから、対抗する為これをノホイネン血統として販売しようと決めていたのだ。

そのノホイネン血統初代がＢ品だったとは！


でも良く見ると、鞘羽は変形しているものの閉じている。
左側の下羽が垂れ下がっているのだ。

体のバランスも少し変だと思う。
・・・
これは、菌床に含まれている添加剤が合わなかったんじゃないか。
鞘羽が閉じているから、ひっくり返ったままで羽化したんじゃない。
・・・どこのメーカーの菌床が良いか判断できず、発注する度に違うメーカーの菌床を発注していた。
・・・それが原因やな。
添加剤控え目の菌床が良いようで・・・


♀は♂より遅れて、１ヶ月ほど前に蛹化した。
この菌床は信頼できる菌床だけど、１本目の菌床がどうだったか・・・

羽化を楽しみにしよう。
♂♀が揃ったら、ノホイネン血統誕生だ。

ノホイネン血統、その後

前回の記事では、WD♀をブリードしたら２幼虫しか取れなかったと書いた。
・・・少ないけど、幼虫のその後はどうなったのか？


見難い菌床ボトルに入っているけど、♀だね。
蛹室は既に出来上がっていて、幼虫も前蛹である。
♀だと言うことは・・・もう１幼虫は♂であって欲しいけど・・・


・・・じゃ～ん、♂である。
♂♀が上手く揃った・・・運が良いのかな。
何か２頭だけ幼虫が取れたということは結構あるけど、そういう場合大体ペアになっているような気が・・・


♂は蛹になっている・・・
でも同時割り出しの♀は、前蛹・・・♂は蛹・・・
羽化しても、♂は大きくないわな・・・


この蛹、羽化しても５０mm台後半～６０ｍｍ台前半じゃないかな。
まぁ目指せ７０ｍｍは、F3が目標だから・・・

それにヒラタらしい、直線的なアゴをしている。
まぁこのノホイネン血統は、国産ヒラタで間違いなかろう。


幼虫２頭を割り出してから、休ませていたけど、★になるんじゃないかと思っていた。
・・・でも元気に生きている。


今年も生きていて、昨年は２幼虫しか取れていない・・・
してみると、昨年は産卵後に捕まったのか。

・・・今年なら、昨年以上に幼虫が取れるかも。
何とか１４頭以上幼虫を取りたいな・・・中途半端な数やなぁ・・・

割り出しへ

今夏、６月２４日に産卵セットしていたホンドヒラタであるが、８月の報告では１卵が孵化したと記事にしていた。
更に昨日、プラケ底面に２頭の２令幼虫が確認された。
・・・１０頭程も居るかな。

プラケをぶちまけると、♀が元気に現われた。

右前脚の符節切れはそのままだが、それ以上符節は落ちていない。
まぁ、思ったより元気で安心できるけど・・・


・・・割り出しが遅れたにせよ、成長し過ぎの幼虫・・・
・・・６０ｍｍ台まで大きくなれば、満足すべきやね。

期待して割り出したけど、得られた幼虫は２頭のみ・・・少な！
う～ん、もう一度産卵セットやね・・・タンパク補給・・・初のノホイネン血統やし・・・

幼虫確認

６月１１日頃に今年１回目の採集をしたが、そのとき捕獲したヒラタクワガタを６月２４日に産卵セットしていた。

このヒラタは♀単独で捕獲したのだが、左前脚符節切れ個体だった。
・・・結構、ベテランのような・・・

♀は写真嫌いなのだろう、姿を見せてくれなかった。
でもエサゼリーは減っているから、生きているのだろう。

・・・だったら既産卵個体かもしれない。

という訳で、♀を産卵セットに・・・


１ヶ月ほど経った頃、プラケ側面に卵を見つけた。
孵化してくれたらうれしいな。

更に１ヵ月後、孵化していた。
ＷＤだと無性卵はほとんど無い。

この幼虫の♂親は分からないけど、地元の兵庫県産ヒラタクワガタだ。
マットに確認していた卵は１個だけで、卵の総数は分からない。
これからの累代を考えると、７～８幼虫は欲しい。

ＷＦ１だから大きくはならないだろうが、菌床飼育しよう。
Ｆ３くらいになったら７０ｍｍオーバー個体を作れるかも知れんし。

今の世は血統時代で、何にでも〇〇血統とつけている。
だったらこの系統を“のほほん血統”とでも名付けようかな。