ふぅ・・・

今年の３月８日に産卵セットしたトラグルスノコ。
購入早々、ＷＤ♂が★になり、ダメかもと思いながら♀単独でセット。
初令幼虫が１頭見えていたから、期待していたが・・・


ラベルを見ると、日本人のどんどん詳細に踏み込んでいく性格が現われているみたいだ。
以前ならハルマヘラ島産というだけだったが、今ではＭｔ，イブという詳細産地がついた。
標本屋ならわかるけど、生き虫屋に必要かね～。


１０頭ほども産んでいるかと期待して割り出すと・・・
初令幼虫が見つかった・・・しかしその後、いくら探しても見つからないのである。


・・・野球で言う、スミ１・・・というやつである・・・がっかりである。
・・・

♂か♀か判らないけど・・・羽化してから
①　羽化した成虫を販売して飼育を終える。
②　♂か♀の成虫を購入し、幼虫を取って、それを販売して飼育を終える。
③　♂か♀の成虫を購入し、幼虫を取って累代を続ける。
今のところ、①の可能性が強い。
・・・飼育種の削減をしないとね。

あれれ・・・

私は節操が無い人なのかなと思う。
以前飼育していて、興味が無くなり、飼育を断念する。

・・・数年後に興味が復活し、再飼育するならまだ良い。
でも大して興味も無いのに安いからと入札し、応札されると熱くなって入札合戦し、高い買い物をする。
・・・最低である・・・いい年なのに・・・

今回はそれがトラグルスノコだった。
しかも到着後、産卵セットするまでに♂が★になってしまった。
・・・最低だ。


それでもＷＤ個体だから、交尾済みに賭けて小プラケに産卵セットだ。
しかしこの時は同時にウォレスノコも落札したが、♀が落ちてしまってセットできなかった。
・・・運が無い時は、仕方が無いのである。

今まで５２年生きてきて思うんだけど、悪いことは連続してやってくる。
一方、良い事はボチボチやってくる・・・不思議なもんやね～


セット後２週間程で、♀の★が確認された。

暫く放っといたら、しいたけの菌床なのかな？が廻ってマットも産卵木も真っ白になってしまった。
・・・過去、こうなると産んでいることは無かった。


ところが１週間ほど前から急速に白い菌床が無くなり、普通の産卵木、普通のマットの色になった。
・・・？


今日、何気なくプラケを持ち上げて底面を見たところ、初令幼虫を見つけた。
見つけたのは１頭だけだったが、・・・嬉しい。
ＷＤ♀は、交尾済みだったんだな。

人の心とはわからないもので、期待もしていない虫であっても、幼虫が確認できると嬉しいのである。
それに産卵木とマットがプラケ全体に蔓延っていたけど、今や全くその痕跡は無い。

・・・幼虫は１頭だけじゃなく、複数頭いるんじゃないかな。
期待をこめて、１０頭居ると信じよう。