いよいよ産卵セットへ

本土産のノコギリクワガタは、ブリードが簡単で直ぐに増えるから、飼育はしない。
・・・それに羽化しても、貰ってくれる人も居ないし・・・

そんな私だけど、トカラノコは飼育したい種なのだ。
この種は、ノコと言うより色虫と言う感じが強い。
それに数年前にも飼育していた。

ブリードは成功して、数十頭の幼虫が取れた・・・そして羽化。
累代は全く問題なしと思われたが・・・
・・・翌年夏、私は採集馬鹿だった・・・そして累代は絶えた。

以来中途半端な終わり方をしたので、再度飼育したいと思っていた。
そして今回、もう一度チャンスを貰ったのだが、・・・
貰った方が、一度目と同じ方・・・福井県の８０氏であった。
・・・何も言うことありません、ありがとうございます。




２０１０年６月羽化　体長６３ｍｍ　トカラ列島　悪石島産　Ｆ３
赤い体が美しいと感じる。




２０１０年６月羽化　体長３３ｍｍ
♀も♂と同じで、赤い体が美しい。

しかし・・・と思う。
羽化は昨年の６月、ブリード開始は７月・・・休眠期間は１年１ヶ月、長い。
まぁノコにもよるけど、これくらい気長に待たないとブリードできない場合もあるんだね。

そういや、オクで販売すると、羽化後何ヶ月でブリードできますか？　とか聞かれる場合も多い。
虫は生き物で機械じゃないんだから、誰にもわからないね。
経験上、これくらいで・・・という答えは出せるけど、確実な答えじゃない。
・・・しかしオクの画面では、回答を出している・・・こいつ天才か！
・・・しかし、そんないい加減な答えを相手に教えて良いもんかね・・・


コナラの細い材４本を使って産卵セットを組んだ。
エサは高タンパクゼリー・温度２５度くらい・マットは産卵木粉砕マットだ。
ここまで来たら・・・祈　爆産！

恥ずかしながら・・・復活しました

数年前まで飼育していたトカラノコギリクワガタ。
“わるいしじま”産だと勝手に思っていたノコであるが、再び飼育することになった。（“あくせきじま”産である）

私のところから８０氏にクワガタ虫を送った処、返礼で帰ってきたのだ。
累代断絶は私の本意では無かったから、今回は累代をず～っと継続したいと思っている。


２０１０年６月羽化　体長６３ｍｍ
トカラノコらしく赤い個体で、想像していた通り・・・嬉しくなってしまう。


こういうスタイルも良い。
赤いだけでエキゾチックな感じがしてしまう。


２０１０年６月羽化　体長３３ｍｍ
♀も♂と同じで赤い体をしている。
・・・やっぱり色虫は♀も色彩が美しくないとね・・・

トカラノコそのものは、ブリード自体問題無く、やさしい部類に入る。
でもこれが問題なのである。
・・・ポカというかミスというか・・・何時でもブリード出切るという過信が、累代断絶を招く。
私はこのミスを一度犯している、２度目は何とか防がないと・・・

トカラノコは国産ノコだからブリードは易しい、基本のような種であり、しかも美しい。
頑張るよ、累代！

トカラノコ（悪石島産）

今朝見てみるとトカラノコＷＦ１の卵ですが、無事に１頭孵化していました。
全体で何卵産んでいるかわからないのですが、１幼虫でも孵化しているのが確認出来れば、無性卵の恐れはないので期待できます。
２セット共プラケ表面には、４月７日セットと明記されています。
今回のセットは中プラケ２個ですが、１プラケで２０以上の卵が確認出来ます。
２０個×２個＝４０個以上の卵を産んでいることになります・・・里子やね・・・里子・里子。

初令極初期の幼虫・・・孵化して数時間しか経っていません。

パパになったトカラノコ♂・・・“ざっとこんなもんよ”と言っていそうな♂。

少し威張り気味の♂・・・右前脚符節切れなのにね。

♀の画像は、♀が現在産卵中であるため、無い・・・♂の画像は一杯撮れるけど。
無事に産卵・孵化したようなので福井県の御大に顔向けが出来た・・・めでたし・めでたし。

結果 ・・・と、ここまでは良かったのだが・・・ 幼虫は無事に羽化した。 ペアも一杯出来て、里子に配ったりしたが・・・ ブリード時期は夏だった・・・ ・・・採集馬鹿・・・ そして累代は絶えた・・・ ・・・何も言うことは無い。 ・・・申し訳ない。