♂蛹化・・・アゴずれ・♂羽化・・・羽パカ [下阿古谷産オオクワガタ]
・・・? 何だろう、私はさっぱり忘れていた。
下阿古谷産F3♂の菌糸瓶だった。
ここでようやく思い出したが、両方とも2006年8月2日割り出し個体で、2007年中に羽化しなかった個体たちだ。
・・・多分、セミ化に決定だな・・・そう思って棚の奥にしまってそのまま忘れちゃったんだな。
しかし見つかった以上、検査しないとね。
1頭は蛹だった、しかも体をクネクネさせている・・・生きていた!
少し驚いたが、良く見ると残念だがアゴずれ個体だった。
昨年の5月12日が最終エサ換え時期で、体重は16g・・・この体重で最終エサ換えなら、全く期待されていなかったのだろう。
菌床の培地も劣化し、まともに羽化するとは思えなかったので蛹を掘り出し、体重測定・・・何と20g、大きい!
その後、こういうこともあろうかと取ってあった菌床の蛹室に入れた。
私は人工蛹室を使わず、他のクワガタが羽化した蛹室の状態が良いと取っておいて、蛹室の状態が悪い別のクワガタの羽化時にそれを使っている。
・・・アゴずれだが、大きな蛹・・・上手く直ってくれれば良いんだけどね。
もう1頭の♂だが、何と羽化していた。
しかし残念なことに羽パカのB品で羽化していた。
良く見て見たが、羽パカ具合は中程度で何とか生きられるかどうか・・・
体長を計ると77mmあった。
デカイ!
もったいない!
手術することに・・・
羽化から微妙に時間が経過しており、下羽が収まるかどうか・・・無理かな?
左側の鞘羽が小盾板の上に乗っかっている・・・小さなマイナスドライバーで鞘羽を小盾板に埋め込む。
開いている鞘羽をバンドエイドで閉じる。
これで外科的手術は終了だが、これで生存できるのか・・・
下阿古谷産の系統は♀が多く、全て昨年羽化している。
貴重な♂・・・生きて頂戴よ。
2006年8月2日割り出しは同じだが、同年9月26日に菌床へ初投入。
翌年5月14日にエサ換え・・・体重は前の蛹と同じで16g、全く期待されなかったんだろうな~
アゴはチョット細いか・・・でも77mm・・・分からんもんやネ~・・・虫は!
2年1化 [下阿古谷産オオクワガタ]
2006年8月2日割り出しで、でぶっちょ80さんから頂いた下阿古谷産F3の蛹である。
この系統は、♂1頭と♀多数が昨年に羽化している。
この蛹は昨年蛹化することも無く、幼虫をしていたわけだ。
ま~沢山飼育しているとそういうノンビリした幼虫がいるのである。
体は白く、アゴなどは透明である。
多分昨日に蛹化した個体じゃなかろうか。
大きさは70mm程度かな・・・昨年2月のエサ換え時最大体重は25gだから大分縮んだのだろう。
もったいない気がするが考えようで、セミ化せず良く蛹化したものだと思う。
ここまで来たのだから、何とか無事に羽化して欲しいものである。
昨年6月に羽化している兄弟。
体長74mm、親虫はプレ企画で幼虫で頂いたが75mmになった。
それに比べるとやや小さいかな。
でも完品羽化だから良いか。
♀羽化 [下阿古谷産オオクワガタ]
今期の♀羽化第一号が出ました。
下阿古谷産F3成虫♀なんですけどね。
まだ体は赤いのですが、体長は46.5mmあり、大きくなる系統かもしれません。
♂はまだ3令幼虫をしていますので、あと3ヶ月程度かかるんじゃないかな~。
♀の体長が大きめなので♂には期待したいですね。
♂の大きさも大事ですが、アゴの太さや体の太さといった総合的な良さが出たら良いと思います。
体重測定 [下阿古谷産オオクワガタ]
朝から少し時間が有るので、クワガタ幼虫のエサ換えを行いました。
国産オオ下阿古谷産F3♂ですが、21~25gというところですね。
もう少し伸びて欲しいのですが、まあこんなものでしょうか。
体はほぼ出来上がっていますからそれほど大きくならないとは思いますが、そこは飼育者ですねもう少し大きくなるかもと言うわけで1400CCの菌糸ビンに入れています。
画像の個体は25gあるので75mm程度で羽化でしょうが、21~22gだと72~73mmでしょう。
♂親のサイズが75mmなのでやはり75mm程度なのかもしれませんね。
オオクワガタ猪名川町下阿古谷産 [下阿古谷産オオクワガタ]
下阿古谷産オオクワガタWF1♂70mm
この個体も福井県の御大のプレ企画で静岡県在住の方から頂きました。
HPを持っておられ、WF1幼虫を多数飼育されています。
この個体のほかに下阿古谷産F2♂が居ますが、こちらは御大から頂いた物です。
こちらの♂は単体で頂きましたので♀を早速オークションで落札。
同じ下阿古谷産でブリードし、異なる形状のオオクワが出て来ると楽しいのですが。
WF1♂70mm
中々良さそうな個体です。
F2♀38mm
両アゴの磨耗が酷いですね。
柔材を用意してやらないと産卵は苦しいかも。
オオクワガタ兵庫県猪名川町下阿古谷産 [下阿古谷産オオクワガタ]
下阿古谷産オオクワガタ F2 ♂75mm
この個体も福井県の御大のプレ企画で初二令3頭セットとして頂いたもの。
2♂1♀で翌2005年に羽化。
サイズは♂75mm・♂71mm・♀44mmで羽化。
2006年に♂75mmと♀44mmでブリードし、20頭ほどの幼虫を得た。
現在は全て菌床に入っている。
恥ずかしながら国産オオのマイギネスは73mmだったので、この♂個体で初めてその壁を破った記念の個体なのである。
♂75mm
特にアゴが太いという個体ではないが、全体のバランスは良いのじゃないかな。
実は撮影時に右手人差し指を挟まれてしまった・・・プチッと指に穴が開きジンジン痛い。
♀44mm
来年も生んでもらいたいものだ。