割り出し4 [スジブトヒラタ]
・・・一体、こんな秋口に何セットしているのやら・・・
このセットは10月6日にセットした、スジブトヒラタのセットだ。
スジブトヒラタの♀親はCBF1 徳之島伊仙町御前堂産というものだ。
このセットはもう少し早く割り出したほうが良いけど、全く産卵している気配が無かった。
前出の無添加醗酵マットを使っているから、余計に産んでいないだろうと思ったのだ。
割り出しを始めると・・・
あっさりと♀成虫が出てきた。
・・・脚の力も強くなく、寝ていたみたいだ。
寝ているところを起こされて、ポカ~ンとしているのかも・・・
幼虫は見つからないが、食痕のようなものが・・・
・・・しかし普通坑道に詰まっている、フンが無く、古い食痕なのかも。
産卵木を2本ともバラバラにしたが、全く幼虫は居なかった。
セット時期が遅く、季節的に♀が産む気にならなかったのか、それとも・・・
やるべきことを♂がしていなかったのか。
頼むよ~・・・♂
まあ、再セットは来春だネ、寒いもん。
頑張るスジブト君 [スジブトヒラタ]
徳之島伊仙町御前堂産CBF1ペアなのだが、♂親も♀親も生存している。
このままノンビリ余生を楽しんでもらおうかとも思ったが、虫としては子孫繁栄して★になるほうが、虫らしい生き方かも。
今年の春先にもセットしたのだが、1卵と1幼虫しか取れなかった。
それで十分に休養した処で、もう一度ペアリングしてから♀を産卵セットに移そうというわけだ。
そういうわけで、久しぶりに♂♀同居へ・・・
あっさりと交尾成功。
頑張ってるね・・・今は午前8:00前だ。
まだ頑張ってるね、今は午前10:00だ。
何とかより良い子孫を残すために頑張るオヤジ・・・
こちらも何とか産みたい♀。
でも交尾時間が長すぎるような・・・今は午後1:30・・・
まさか、♂と♀でこんな会話をしているんじゃあるまいな。
イテテッ・・・離れんがな・・・引っ張って見ても離れんがな!
♀を引きずり、ズルズル移動する♂。
あんたね、そんな引っ張っても抜けないものは抜けないよ~
一旦、力を緩めなさいよ、そうしたら取れるかも・・・
そんな余裕があるかいな、わしのアレが千切れるがな!
引っ張ってるから、しまっちゃうのよ。
緩めなさい!
とか言う、会話があったりして・・・
午後2:00頃、見て見ると♂♀が離れていた。
自然に離れたから、無事じゃないのかな。
やっと離れたがな、バカヤロー千切れるやないか!
そう叫びながらいきり立つ♂。
何かあっさり離れちゃって・・・残念。
・・・そう呟く♀・・・
・・・そういうもんかな?
何はともあれ、爆産期待だ。
頼むよ~
兄弟全て羽化 [スジブトヒラタ]
前回調査したところだと7♂4♀とバランスが悪かったが、どうだったのだろうか。
又、この兄弟達は1♀を除いて、マット飼育したが大きさはどうだったのだろう。
このスジブトヒラタは、 CBF2 徳之島 伊仙町 御前堂産というものである。
産地は平凡だし、大きさも大したことはないだろう。
マット飼育の普通のスジブトヒラタはこんなんだよという個体が出れば良いのじゃないかな。
体長47mmと今期最大個体の♂。
マット飼育だとこんなものかな・・・
根食い系だからとカブトマットで飼育したが、それが良かったのか・・・
次いで大きい44mm個体。
もちろんマット飼育だが、S瓶1本で羽化まで持って行くとこの程度の大きさなのかな。
今回羽化した♂兄弟では最も小さな♂・・・体長41mm。
ここまで小さいと何も言うことはないが、・・・羽化ズレは無いし、♀の首チョンパもないか・・・
手元に菌床ボトル800CCが余っていたため、1頭だけ菌床飼育された♀・・・もちろん、菌床投入時には♀だと分からなかった。
菌床飼育の恩恵なのか、大きさは38mmあり、中々だ。
これらの兄弟は2008年4月~5月に羽化している。
皆小さい個体だが、累代しやすいかも。
羽化したクワを再度見直したら、6♂5♀だった。
1頭判定ミスをしていたが、良かった。
本当は、5♂6♀か4♂7♀が良かったが・・・
F2が割り出しから羽化まで時間が掛からなかったから、兄弟の父親も健在である。
CBF1 体長54mm 07年2月末日羽化
羽化後1年以上経過しているからか、アゴ先が磨耗している。
頑張って長生きして欲しい。
こちらも兄弟の母親。
体長は35mmと大きくなく、並だ。
でもこちらも元気である。
実は昨日にこの♀の産卵セットを割り出した。
結果は初令幼虫1頭・1卵のみゲットできた。
・・・少ない・・・♀に本気で産むつもりが無かったのだろう。
この夫婦、♂も♀も元気だし・・・もう一度産卵セットを組むか。
追記
現在、蛹である幼虫を覗いていたら、菌床1400CCボトルの中で羽化している個体を見つけた。
この個体は、インドアンテ ダージリン産CBF1 DAIN-K血統と言われている物で、アンテ飼育者にとっては基本のような血統である。
この虫の先祖もオオクワ新潟でK血統として購入し、累代してきたが、私が病気で入院している間に累代断絶したものであった。
♀成虫は生き残っていたが、♂が蛹で★になっていた。
蛹から成虫に羽化するには少々寒すぎたようである。
♂が居なくなったので、千葉のコバヤシさんに電話し、直接♂を譲っていただいた。
千葉のコバヤシさんから来た個体が父親で、オオクワ新潟から累代している♀が母親である。
この個体の兄弟も里子に貰われていったので、手元に2頭しか居ない。
今回羽化中の個体は、うずらっこさん家に貰われていく予定の♂である。
羽化中の個体はチョット貧相かと思ったが、羽化しているのを見ると中々良さそうである。
大きさも手元に居る兄弟個体と変わらないんじゃないかな。
累代はCBF1になってしまったが、大きさは80mmある。
父親が育った菌床とは大分性質が異なるだろうが、結構大きくなってくれた。
ブナ菌床を使用しているが、この子孫がどうなるか楽しみである。
羽化時期 [スジブトヒラタ]
割り出しは、2007年7月18日だ。
時期的には採集シーズン真っ盛りといった時だが、割り出しもしていたんだね。
産地は、徳之島伊仙町御前堂産でF2個体だ。
羽化後数日といったところで、体が赤くまだ固まっていないようだ。
暴くのが少し早かったかもしれない。
体長43mm 2008年5月羽化
スジブトの特徴である鞘羽上のスジははっきりと確認できる。
又、兄弟は1個体を除いて全てマット飼育だ。
だからなのかな、大きくは無い・・・というかちっちゃい。
根食い系だからカブトマットで飼育したが、パンチ力が足らなかったみたいだ。
やはり次世代は、菌床飼育した方が良いかも。
♂よりも1週間程度早く羽化したであろう♀。
体長は38mm、5月羽化
この♀は唯一菌床飼育されたものだ。
菌床だと大きくなるのか、この個体も38mmで普通サイズに育っている。
菌床の影響か、体巾も広い。
やはり、菌床飼育が良いかな。
この兄弟たちは、7♂4♀とややバランス悪く羽化してくる。
でもビッダオクでも同産地ものが一杯出品されているから問題ないかな。
次世代は是非、菌床飼育で♂65mm程度を羽化させたいものである。
蛹化 [スジブトヒラタ]
家でゴロゴロ虫を見ていたら、冷たいものが欲しくなった。
1年ぶりの登場である。
昨夏もメタボを気にしつつ食べていたのであるが、この暑さだと・・・
実は1個じゃなく、2個買って食べたのである・・・メタボを気にしつつ・・・やっぱり、美味しい。
今夏も・・・
先日スジブトヒラタが♀に偏っているんじゃないかと書いたが、ラベルを良くみると♂が多い事に気づいた。
不明のものは掘り返してみたが、1頭★になっているのを見つけた。
生存は11頭。
♂は8頭、♀は3頭。
この前の話とは逆で♂が多かった。
♂の蛹も1頭見つかった。
・・・小さい・・・問題はこれだけで、累代には問題なさそうだ。
色づいている♀の蛹。
♀は全部で3頭いるが、全て蛹であった。
♂は蛹化に時間がかかるみたいで、蛹は1頭だけであった。
・・・8♂3♀だと累代は問題なしだが、販売するとなると少々問題ありか・・・
CBF1♀には、産卵セットに入ってもらっているのだが、産んでくれるかな。
偏ってるのかな・・・ [スジブトヒラタ]
徳之島 伊仙町 御前堂産CBF2だ。
父親のCBF1♂だ。
これらの幼虫なんだけど、エサ換えも無く、蛹化しようとしている。
移し変えのときに、♂と明記してあるものも居るが、♂なのか♀なのか・・・?である。
普通♂は♀よりも蛹化が遅れる。
ところがこの幼虫たちは、一斉に前蛹になり、一部蛹になったものも居る。
その蛹は2頭居るが、全て♀である。
もちろん、♂とラベルに書かれたものも居る。
・・・だけどホントに♂なのかな?
幼虫達は12頭居る。
皆同じ時期に蛹になるみたいだから、12頭全て♀みたいである。
・・・
まっ・・・間違ってれば良いんだけどね。
もし全てが♀だと・・・怖・・・考えないことにしよう。
2年目の産卵へ [スジブトヒラタ]
昨年7月18日に14幼虫・1卵(計15幼虫)を割り出しているが、3頭落ちてしまい現在は12頭が3令幼虫で生存している。
12頭だとチョット少ないので、今年も産卵セットを作ろうと思う。
11頭は醗酵マット飼育をしている、残りの1頭が菌床飼育だ。
これは偶々手元に菌糸ビンが1個あったから・・・
羽化から1年以上経ったが、符節切れも無く元気な♂。
体長は54mmとやや小さい。
累代はCBF1になっている。
これから産卵セットに入ってもらおうとしている♀。
昨年交尾済みだから、今年は交尾させないでセットだ。
再度交尾させて挟み殺されたら、目も当てられないしね。
寸法は測っていないが、小さな♀。
でも小さくっても産卵数に変わりは無い。
今年も頼むよ~
昨年7月18日割り出しの兄貴と思われる兄弟♂。
頭幅が小さいような気もするが、♀班は見えない。
多分♂だと信じよう。
こちらは、♀の3令幼虫。
♀班が見えているから♀なのだろう。
スジブトヒラタはやや水分大目のセットが良いらしい。
今回は、何時ものコナラ1本・霊芝材1本という得意のセットでやってみようかな。
割り出し [スジブトヒラタ]
昨日、延び延びになっていたスジブトヒラタの割り出しを行った。
スジブトヒラタは、CBF1ペアで5月16日セットになっていた。
プラケ底面から10頭弱の幼虫が確認されており、気楽に割り出しを行った。
割り出しの結果、14初二令・1卵が見つかった。
・・・少し幼虫の数が少ないかな。
幼虫達の母親・・・肝っ玉母さんだ。“幼虫が少ないって?勝手なことを言うんじゃないよ”と勇ましい。
“わしはパパになったから数なんてどうでもええんじゃ”と少々消極的な発言の♂。
ま~、消極的な発言でもパパになってくれたのなら・・・
♀は符節切れも無く、体力が回復したら再セットだ。
スジブトは沢山生んで欲しいね。
孵化 [スジブトヒラタ]
スジブトヒラタCBF1 徳之島伊仙町御前堂産ですが、これも5月16日に産卵セットに入れていました。
セットを毎日眺めていましたが変化が無く、生んでいないのかなと思っていました。
それにコバエ封じのビニールシートを食い破って、穴を開けていましたから産卵には消極的だなと思っていました。
ところが、今日セットを覗いてみると初令幼虫2頭が見えています。
スジブトは水分大目のセットが良いと言われていますが、このセットは水分少なめでさらさらしたような感じがあります。
・・・♀は産卵に適した場所を求めてビニールシートに穴を開けたのかもしれません。
このセットも、微粒子無添加醗酵マット+コナラ柔材2本+気温25度程度という普通のセットです。
ふ~ん、わしゃパパになったんかいな・・・と言っている♂(ホンマかな?)
でも無性卵にならなかったのは、この♂の功績だ・・・おめでとう。