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何故に大きくならないか? [アカアシクワガタ]

家に2006年11月13日割り出しのアカアシクワガタWF1幼虫が居る。
割り出しから1年4ヶ月・・・結構な時間だ。
しかし幼虫は私見では、全くと言って良いほど大きくなって居ない。
何故なんだろうか?

♀親WDの大きさは、さほど大きくなかった。
しかし♂親WDは54.7mmと非常に大きかった。
だから遺伝的に小型個体が生まれる系統ではないだろう。
そうすると、環境ということになる・・・幼虫が育っている気温・湿度・エサの3点に問題があるのだろう。

気温・・・エアコン使用で温度管理していたが、夏場は30度程度まで気温が上がったようだ。
しかし1年4ヶ月経過しているが、♀すら1頭も羽化していない。
同条件で飼育するとコクワなら大半が羽化していよう。
だとすると気温という条件は外しても良さそうである。

湿度・・・この条件が最も検証しにくい。
・・・が、この条件がメインの要因になって、飼育期間や大きさに影響を与えるとは考えにくい。
よってこの条件はこの場合無視する。

エサ・・・この条件が最も疑われる。
私はアカアシクワガタについて、高地性のコクワの代替種だと思ってきた。
だからエサは、今回カブトマットを使用していた。
1部、★になっている幼虫が5頭ほど居たが、気温の高さが原因なのか、エサの違いによるものなのかは不明である。

カブトマット使用でも
P1020271.jpg
♂幼虫だが4gと小さい。
この程度の体重で何mmになるのか、30mm台前半なのかな。

P1020274.jpg
小型の♂らしき幼虫。
頭が小さく2令なのか・・・尾班によると♂なのだが・・・

P1020272.jpg
♀幼虫は3g。

P1020273.jpg
更にもう1♀を見ても3gと変わらない。
♀で3gだと何mmになるのか。
20mm台後半~30mm程度なのかな。

コクワならカブトマットでも50mm程度は期待できる。
菌床・小麦粉発酵マットでも同じ程度だろう。
しかし、アカアシクワガタの場合は高地生息による低温(日本の夏で20度以下)が基本で、そこにエサが加わる。
・・・と言うことは、エサの汎用性が乏しいようである。

アカアシクワガタの場合は、根食い系ではなさそうである、とすると菌床飼育やブナ生木醗酵マットを使って飼育するとどうなるのか?
今回のエサ換えで一部菌床飼育に切り替えてみたが、切り替えるには遅すぎたかも・・・
今夏WDを採って再度実験してみたいものである。

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カネゴン

高山系の虫は、謎が多いですね。。
少ない広葉樹で何の餌を食っているのか??
高山で、材割をしてみるのも調査になるのかな??
山桜だとスモークチップを代用しようかと思っています。
今年は、ヒメオオが取れたら、桜のスモークチップを使って、ブナカワラとブレンドして見ようと思っているしだいです。
これでセットしたらどうかな??
by カネゴン (2008-03-14 23:26) 

ノホイネン

カネゴンさん、毎度です。
高山系のクワの場合は、やはりブナが一番手でしょう。
ヒメもそうじゃないかな?
但し、カワラが良いか・・・これは、オオヒラタケでもヒラタケでもカワラでも関係ないように思えます。
国産クワガタでカワラじゃなきゃ大きくならない種がありませんから。
又、効率を考えたら、カワラじゃ無いほうが良いかと思います。
by ノホイネン (2008-03-15 09:11) 

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